ダイレクト自動車保険のブランドは、次のようなものが代表的です。
イーデザイン、ソニー損保、三井ダイレクト保険、アクサダイレクト、チューリッヒ保険、あいおい日生同和損保、朝日火災、AIG損保、SBI損保、共栄火災、セコム損害保険、セゾン大人の自動車保険、損保ジャパン、そんぽ24、東京海上日動、三井住友海上、全労災
同じ額の対人・対物、車両保険をかけても、会社によって料金がみんな違います。人間って不思議なもので、同じ保障でも保険料があまり安いとかえって不安になるものなんですね。
評判が良くても高すぎるのも困るし、結局その中間ぐらいの金額の会社を選んでしまうものらしいです。
保険会社のおすすめランキングをつけるのは、根拠が難しいので現実には難しいです。ランキングサイトがもしもあったとしたら、何を基準にしているかを必ず確かめましょう。
各社の保険の内容で、これだけはつけた方がいいんじゃないかという項目や特約があります。その内容で見積もりを出してみて、保険料を比較してみるのが第1歩じゃないでしょうか。
保険のおすすめ特約
項目内容は、セゾン大人の自動車保険の内容を参考にしました。他社の保険では名称が違う場合があります。
内 容 | おすすめ | 備 考 | 私が加入 |
対人 | 無制限 | 無制限一択 | ○ |
対物 | 無制限 | 無制限一択 | ○ |
対物超過修理費用保障特約 | 必要に応じて。50万円ぐらいで充分 | 相手方のクルマが古い車だがどうしても直したいとき、対物で補償されない時価以上の金額を補償するもの | ○ |
他車運転危険保障特約 | ぜひつけましょう | レンタカーや友人のクルマを運転中の事故に対応できます | ○ |
運転者限定・年齢限定 | 必要に応じて | 夫婦だけのときなど、必要に応じて運転者と年齢を限定すると保険料が安くなります | ○ |
搭乗者保険(1名につき) | つけることをおすすめします。1000万円ぐらいで充分 | 会社の同僚や友人など、同乗者が被害をこうむったときに、実際にかかった費用にかかわらず、症状によってあらかじめ決められた金額が責任割合(過失割合)に関係なくスピーディに支払われるため、入院費や通院費などの当座の費用をまかなうことができる | ○ |
人身傷害補償(1名につき) | 3,000万円ぐらいがおすすめ | 車内・車外両方がいいです。実際にかかった費用や損害額 (数千万~数億円単位となる場合もあります)が、責任割合(過失割合)に関係なくまとめて補償される。保険料はわずかです | ○ |
無保険者事故傷害(1名につき) | ぜひつけましょう | 補償額は無制限 | ○ |
自損事故傷害 | 不要です | ふつうは人身傷害で保障されます | |
女性のお顔手術費保障 | どちらでも | 1名30万円。つけても保険料はわずかです | |
育英費用保障 | 必要に応じて | お子様1名につき500万円。保険料はわずかです | |
入院時諸費用特約 | 必要に応じて | 保険料はわずかです | |
弁護士費用等保障特約 | ぜひつけましょう | 1名300万円。相手が100%悪いときは、こちらの保険会社は示談交渉ができません(弁護士法)。こんなときに弁護士に依頼する費用です。保険料は年間1,000円ちょっとです | ○ |
ファミリーバイク特約 | 必要に応じて | 125cc以下の原付などに乗る方は入っておくといいです。保険料は年間17,000円前後とけっこう高いです | |
車両保険(一般) | 車対車 できればつけた方がいいです |
自損事故も含めると保険料が28,000円ぐらいと、車対車+Aの倍ぐらいになります。免責は初回5万円+2回目5万円ぐらいがいいです。初回0万円にすると保険料がさらに上がります | ○ |
車両保険(A) | 車対車+A 最低でもこれは入っておきましょう |
自損や当て逃げは保険が出ません。そのかわり車両保険は保険料が13,000円前後で安く済みます | |
車載品の身の回り品補償 | 必要に応じて | 10万円ぐらい。保険料はわずかです。 | ○ |
車両全損時諸費用特約 | 必要に応じて | 全損になったときに廃車費用などが出ます。保険料はわずかです。 | ○ |
事故時レンタカー費用保障 | どちらかといえばつけた方がいいです。日額5,000円から | 自走できなくなったときにレンタカー代を補償するもの。保険料が年額5,000円以上高くなるので必要に応じて | |
個人賠償責任保険 | つけることをおすすめします | 車以外の事故で他人にけがを負わせたときに保障される。保険料は1,500円前後です | ○ |
ロードサービス | 必要に応じて | 故障した時にレッカーで運んでくれたりする。保険料は年間2,000円前後 | ○ |
保険料を安くしたいなら、車両保険は(A)タイプにするといいです。過去5年間に一度でも車両保険を使って車を修理したことのある方は、(一般)タイプの方がいいと思います。
運転者が40代以上の夫婦二人だけとか限定されるなら、運転者限定にすると保険料はかなり安くなります。逆に20歳未満の家族が乗れる保険はかなり高くなります。
個人賠償責任保険は、自転車を運転していて他人にけがをさせた時にも使えます。特約なので、家族の分も保証されて保険料が年間1,700円前後なのでとても安いです。普通に単独で入れば月額1,500円ぐらいしますから。
現在のあなたの年齢や保険等級によって保険料は全然違いますから、5社ぐらいの損保で見積もりを取って比較することは大事です。
ネットならいろいろな特約をつけたり外したり、保険金額を変えてみたりして、その都度の保険料がリアルタイムで算出されます。これがネット見積もりの大きなメリットなので、自分の保険を自由にカスタマイズして、自分が一番満足できる保険を作ってみましょう。
そして、同じ内容で数社の保険料を出してみて比較しましょう。
私がやってみたとき、保険料の高かった順は次のようなものでした。
1 ソニー損保 約7万円
2 セゾン大人の自動車保険 約6万5千円
3 SBI損保 約6万円
4 セコム損保 約5万5千円
5 イーデザイン 約5万円
保険料から見れば一番安い会社がおすすめでしょう。私の場合は、特約の内容などが自分に一番合っていた会社に最終的に決めました。
何で決めるか
サイトの分かりやすさは重要です。車が2台以上ある時は、弁護士特約や個人賠償責任保険特約などは、1台だけ入っていれば2台目は不要なのですが、そういう事項がきちんと表示されて無駄な保険料を払わなくてもいいサイトは親切です。
そういう観点からは、ソニー損保、大人の自動車保険、イーデザインは分かりやすかったです。
最終的には、自分の必要な特約などがあるかどうか、必要な保険金額が選択できるかで2社ほどに絞り込んで保険料で比較します。どちらを選んでもいいなら、保険料の安い方でいいと思います。
各損保会社のウェブサイトに行って見積もりを一から作るのはけっこう大変なので、一括見積サイトを利用して見積もりを取ると、その時点で各損保にマイページができています。
一括見積はこんなところです。
メールで連絡がくる場合は、マイページのURLが記載されていますから、リンク先に行って見積もりを自由にカスタマイズできます。
カスタマイズした結果はマイページに保存しておくことができますから、後日それを利用してさらにカスタマイズすることができます。とても便利なので一括見積の利用価値は大きいです。もちろん無料です。